感動する心、創造する力は、すべてに通じる。
平面、立体表現など美術の基礎を学びながら、画材の扱い方、技法を学ぶ。同時に、伝統文化や先達の教えを継承しつつ自分の個性やアイデアを組み合わせ、新しい表現を見出してほしいと思います。美術は太古の昔からある、人間の根幹をなすものです。
美術を学んだ者すべてが作家になれるとは限りません。しかし美術を通して学んだ美しいものに感動する心、新しいものを生み出す力は、生活のあらゆる場面で必要とされ、いかなる仕事にも生かすことができるでしょう。
村居 正之 【美術学科長】
京都府生まれ。1968年に画塾・青塔社へ入会し池田遙邨に師事。公益社団法人 日展会員、日春展運営委員、日本美術家連盟会員、京都市芸術センター理事。紺綬褒章、日展特選、日春展会員賞他、受賞多数。
何を(テーマ)、どうして(理由)、どの様に(技法)を、しっかり考え伸び伸び制作する事が大切です。その途中、前に進めなくなった時は、そこに絵画の問題が生じた事と思い、その答えを発見する過程に充実感をもって取り組んで欲しいと思います。
「盆送」