滝野 克美さん[デザイン学科2021年卒業]
▶︎あらためてデザインを学び、自身のブランドを発表!
アナログ時代から一貫してグラフィックデザインの仕事に従事してきました。デジタルで何でも簡単にできるようになった今の時代だからこそ、あらためてデザインについて学び直したいと考えて入学。大学卒業資格の取得にも魅力を感じました。
在学中は、仕事のかたわら課題制作を行うため、常に時間に追われていました。提出の締切が近づいてくると心臓がバクバク(笑)。油絵作品で慣れない画材の扱いに苦心し、提出が遅れてしまった時は落ち込んだものです。
マーケティングなど苦手な分野もありましたが、市場調査を行い独自の視点でレポートをまとめられた時の充実感は大きかったです。共通専門科目の美術や工芸では、ものの捉え方や基本の大切さを再認識。また総合教育科目の図学では製図の基礎を理解するなど、理論から実践まで大いに役立つ知識やスキルを得られました。
卒業制作ではそうした様々な学びをいかして、自分の名を冠した「KATSUMI Ori(かつみ折り)」というプロダクトブランドを制作しました。現在はその商品化を進行中。グラフィックの仕事も継続しつつ、展示会で毎年新作を発表し続け、広く愛されるようなブランドに育てたいと考えています。
(記事内容は2021年3月取材時のものです)