お知らせ

12月6日

展覧会を開催

堺 アンフォンス・ミュシャ館にて「若林久未来主催第2回 classical photograph®の魅力」が開催されます。

第1回目は昨年10月に大阪市中央公会堂で、8名の作家による古典写真[Classical photograph®️]<ヴァンダインクプリント・湿板写真・鶏卵紙・サイアノタイプ・コロタイプ>で作成された作品が集められた展覧会が行われました。

第2回目となる今回の展覧会では、150年前ミュシャがみた世界に接近するような5つの古典写真技法を用いた10名の作家によるClassical photograph®️の写真展示となります。

 

「若林久未来主催第2回 classical photograph®の魅力」

~ミュシャの生きた時代の写真術~
会期:2022年12月7(水)~12月18(日) 12日(月)は休館
時間:10:00~18:00 最終日15時まで
会場:堺 アルフォンス・ミュシャ館(堺市立文化館)内2Fギャラリ―つつじ
住所:堺市堺区田出井町1-2-200 ベルマージュ堺弐番館2F
JR阪和線堺市駅直結

若林さんギャラリートーク:12月10日13:00より 詳細はチラシをご覧ください。

 

CP2_2022_CP04

Classical_photograph_2


【過去の展覧会】

 

 写真学科卒業生の若林久未来さんがミュシャを題材にした企画展に出展

ミュシャLabo#01「絵⇔写真」2022/4/9〜2022/7/31  
通信教育部写真学科を卒業後、古典写真作家として活躍する若林久未来さんが、大阪府堺市の「堺 アルフォンス・ミュシャ館(堺市立文化館)」での企画展に参加。ミュシャを題材に古典写真技法のヴァンダイクプリントで制作した作品を展示しました。

 

wakabayashi_top

 

アール・ヌーヴォーを代表する画家アルフォンス・ミュシャの作品が揃う同館では、ミュシャを実験的なまなざしで紹介する年間シリーズ展「ミュシャLabo」を開催中。その第1弾として、写真を活用した制作プロセスに焦点を当てた「絵⇔写真」展が4月~7月に行われ、若林さんの作品4点が展示されました。

 

ミュシャは、女性を撮影した写真をモチーフに絵を描いたと言われています。今回はミュシャの絵を撮影した画像データを元に、若林さんが古典とデジタルを融合させたオリジナル技法(Classical photograph®)で作品を制作。「絵⇔写真」展のタイトル通り、「写真→絵→写真」の流れを表現した興味深い展示内容となりました。

 

もともとミュシャの大ファンだった若林さんは、同館からこの企画展への出展依頼を受け、制作にも力が入ったそうです。作品のイメージを大切にしながら、独自の解釈とこだわりの技術で立体感や風合いを追求。完全手作業で写真を世界に1枚だけの作品に仕上げ、ミュシャ作品に新たな息吹を吹き込みました。

 

myusya5

 

同館ではこの企画展の期間中、若林さんが指導するワークショップも数回にわたって行われました。ミュシャの作品画像をモチーフに、「サイアノタイプ」技法で青写真を制作するというもの。いずれの回も盛況で、多くの参加者がオリジナルな写真づくりを楽しみました。

 

workshop

 

国内外での展示や古典写真教室での指導に精力的に取り組んできた若林さん。近年は、現代美術家・森村泰昌氏の作品制作への技術協力や、インド総領事館主催のインド共和国記念日式典での招待展示、大阪文化芸術創出事業(活動支援)補助金に採択されて大阪市中央公会堂で展覧会を開催するなど、活躍の幅もさらに拡大。今後もインド独立記念日イベントでの巡回展ほか様々な活動を予定し、古典写真技法の魅力発信に努めています。

 

若林久未来さんのプロフィールはこちら