輝く卒業生

7月1日

音楽学科卒業生の憧花ゆりのさん

(2024年に取材した内容です。)

 

憧花 ゆりの さん [音楽学科 2023年卒業]
兵庫県神戸市出身。2000年、第86期生として宝塚歌劇団に入団。月組娘役として多数の舞台で活躍。2016年、月組組長に就任し、2年間にわたって約70名の団員のまとめ役を務める。2018年、「エリザベート-愛と死の輪舞-」皇太后ゾフィー役をもって退団。2019年、大阪芸術大学通信教育部音楽学科に入学。1年次在学中の2020年、移転開業した宝塚大劇場オフィシャルホテル「宝塚ホテル」の支配人に就任する。


舞台経験をいかしホテル支配人として活躍
修得した知識や思考法をホテル業務にも活用
「“音楽は数学”という言葉に衝撃を受けたり、まったく未知の音作りを体験したり。目が開かれる授業がたくさんありました」。タカラジェンヌとしての19年のキャリアに区切りをつけ、音楽を学び直すため大学という新たなフィールドへ飛び込んだ憧花さん。「大阪芸大の先生方はとてもユニーク。それぞれの考え方や研究方法にふれ、自分の思考回路も変化しました。宝塚歌劇団では組長としてリーダーも務めましたが、組織を離れて素の自分と向き合う機会にもなったと思います」。理論の修得によって目標へのアプローチが明確になることに気づいたのも収穫と振り返り、「宝塚歌劇団時代にもっと早く知りたかった」と苦笑します。
在学中にホテル支配人へ転身。接客や館内ギャラリーの展示監修、イベント企画など幅広い業務を手がけ、大学で学んだプランニング等の発想をいかした企画提案にも取り組んだそう。「現在は人材開発にも携わり、スタッフの接遇指導を担当。宝塚歌劇団で培った経験と大学で身につけた理論的な思考法を融合して、私なりの接遇メソッドを確立させていけたらと考えています」。
舞台から大学、ホテルへとステージをシフトさせながら、「物事を探究し自身の思いを表現していく」という生き方を進化させ続けています。