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1月19日

美術学科卒業生「チーム芸通」が第4回グループ展を開催

グループ展会場の画廊前にて「チーム芸通5」の皆さん。写真左から佐々木昭さん、ヤマデチコさん、田中和子さん、川上伸子さん、宮口あずささん[いずれも美術学科卒業]

 

通信教育部美術学科の卒業生によって結成された「チーム芸通」が、4回目となるグループ展を行いました。2025年10月12日~18日まで、大阪市北区のマサゴ画廊にて「第4回『チーム芸通5』グループ展 ー時と仲間に出会えてー」を開催。今回は新メンバーを迎え、さらに個性豊かな作品が並びました。

 

美術学科のスクーリングで出会って意気投合した川上伸子さん、佐々木昭さん、田中和子さん、宮口あずささんの4人は、卒業後の2019年に「チーム芸通4」を結成。2020年5月に初のグループ展を予定していましたが、コロナ禍で延期となり、2022年4月にようやく第1回展が実現しました。それから回を重ねて、今では毎年恒例の展示に。第4回となる今回から、同じく美術学科卒業生のヤマデチコさんが加わり、「チーム芸通5」として新たな一歩を踏み出しました。

 

会場には一人ひとりの制作に込めた思いを綴ったポスターを掲示

 

展示会場で、田中さんと佐々木さんにお話を伺いました。

「初開催の時は、作品の配置まで髙田光治先生にご指導いただき、自分たちの絵がどう受け止められるか、不安と緊張でいっぱいでした」と田中さんは、当時を振り返ります。しかし来場者が増えるにつれて、作品を見てもらえる喜びが大きくなり、次の開催への意欲につながったといいます。

佐々木さんは、「メンバーそれぞれ絵のタイプが異なるので、互いの作品を見ること自体が勉強になります。一人ではなくみんなで励まし合えるのが何よりの魅力」と、グループ展の意義を強調します。また「髙田先生をはじめ、中川知美先生、森井宏青先生など、恩師の方々が毎回足を運んでくださるのが大きな励み。卒業後も変わらず見守ってくださることに、心から感謝しています」と、ふたりは口を揃えます。

 

川上伸子さんは、季節折々の花々や草木をモチーフにした水彩画を制作。公募展への挑戦や作品販売など精力的に活動を展開

 

ヤマデチコさんは、大切な家族や心の中の風景などを描写。子ども向け絵画教室で指導を行いながら、自身の作品制作も続けている

 

田中さんは、かつては海を主題にしていましたが、真冬の阿蘇山で出会った氷瀑に魅了されて以来、滝をテーマに制作。「絵を描くことで心身に力が湧いてきます」と、創作が健康の支えになっていることも語りました。

一方、佐々木さんは、散歩中に見かける花や光に照らされた錆など、日常の風景に潜む瞬間的な美を表現。「画廊が多いこのエリアで展示することで、プロの画家や一般の来場者、修学旅行中の高校生など、様々な人の意見を聞けるのが楽しいですね」と、外部との交流も創作の刺激になっていると話します。

 

水や岩に命の輝きを見出す田中和子さんの作品。小学校教員を退職後に通信教育部で学び直し、大病を経て深まった生命へのまなざしが創作の力に

 

佐々木昭さんの作品は、日々の生活の中で出会う「美しいと感じる瞬間」がテーマ。錆や枯れ枝、地衣類などの美を独自の感性ですくい取る

 

(左から3点)どこか懐かしい子どもたちの姿を描いた宮口あずささんの作品。日本の四季の移り変わりや時の流れが育む命の物語を表現

 

展示準備のたびにメンバーと再会し、互いの作品の変化に気づき合うことで、制作への姿勢もより真摯なものに。「先生に教わるのではなく、自分自身と向き合う大変さはありますが、それを乗り越える喜びは格別です」と、一人ひとりが創作を通した成長を実感しています。

最後に、通信教育部で学ぶ方々に向けて、「ぜひ長く続けて、自分の可能性を試してほしい」(田中さん)、「描くことで、考えたり感じたりすることが楽しくなり、それが生活そのものを豊かにしてくれると思います」(佐々木さん)と熱いエールを贈ってくれました。