お知らせ

11月26日

通信教育部生が官学連携プロジェクトの一員として大阪・関西万博に参加

 

大阪芸術大学通信教育部デザイン学科3年生の丸川夏萌さんは、当初通学課程に入学しましたが、健康上の理由から休学。その後、自宅での学習環境に慣れたことをきっかけに通信教育部へ転課程しました。「通教生でも大学で何かをしたい」という思いから、通学課程の友人の紹介でサークル「未来創造デザイン研究会(IDC)」に入部。IDCは通学課程デザイン学科の学生を中心に構成され、丸川さんは唯一の通教生メンバーとしてさまざまなプロジェクトに取り組むようになりました。

「IDCでは、顧問の先生もメンバーも温かく迎えてくださり、通教生であることを忘れるほど居心地が良いんです。ふだんは自宅で課題に取り組み、毎週金曜日のミーティングには大学へ行って活動に参加しています」と丸川さん。時間の融通がきく通教生の強みをいかし、合宿や食事会などにも積極的に参加しているそうです。

 

デザインの力をいかして幅広い活動に取り組む「未来創造デザイン研究会(IDC)」。丸川さんは週に一度大学に足を運んで会議に参加

 

IDCのプロジェクトの一つである地域応援カプセルトイ「aipon」は、コロナ禍で落ち込んだ地域を元気づけたいという発想から生まれたものです。地元の河南町や奈良県明日香村などと連携して展開。2023年度には、社会課題の解決をテーマとした近畿経済産業局主催「知財ビジネスアイデア学生コンテスト」に参加し、地域ブランド部門の最優秀賞である近畿経済産業局長賞を受賞しました。

丸川さんはチームの一員として、プレゼンの前段階となるイラスト制作や意見交換などを担当。「通教生という立場ながら、深く関わらせていただきました。最優秀賞という思いがけない評価をいただき、近畿経済産業局の方との外部会議にも参加する機会を得て、自分たちの活動の意義を実感するようになりました」と振り返ります。

 

学生ビジネスコンテストで「aipon」プロジェクトについて発表し、部門最優秀賞を受賞。丸川さんもチームの一員として準備に関わった

 

この受賞を契機に、「aipon」は官学連携プロジェクトへと発展。2025年10月に大阪・関西万博で開催された、社会課題解決に知財が有用であることを知財に縁遠い層を含む多くの方々に発信する特許庁主催イベント「明日を変える知財のチカラ~想いを届ける、世界をよくする~」のオリジナルノベルティとして採用され、学生たちはカプセルトイの中身やマシン外装のデザインを担当しました。制作期間が夏期スクーリングと重なった中でも、丸川さんは合間を縫ってアイデア出しや外部との面談時の情報提供、アクリルキーホルダー制作などに携わり、「通教生だからこそできること」を考えながら継続的に参加しました。

「万博で多くのお客様が『aipon』を楽しんでくださる様子を見て、すばらしいプロジェクトに関われたことに感謝しています。IDCには意欲的なメンバーが多く、刺激に満ちた最高の環境です。私の活動に興味を持った通教生の後輩も、ひとり入部してくれました」

 

大阪・関西万博で開催された特許庁主催イベント「明日を変える知財のチカラ~想いを届ける、世界をよくする~」に参加。関西の12の地域ブランドと大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」をテーマとした「aipon」が、イベントのオリジナルノベルティに

 

すでに必要な単位の多くを取得している丸川さんは、今後さらにIDCの活動に積極的に関わりながら、イラストレーションの個人仕事にも力を入れていく予定とのこと。IDCで培った知識や人とのつながりをいかして、「自分の作品で誰かの感情を動かせるようなクリエイターをめざしたい」と語ります。

「通信教育部では、自ら動かなければ何も始まりません。スクーリングだけでなく、やりたいことを見つけて積極的に行動することが、充実した学生生活を築く鍵。頑張っている人に囲まれた環境に身を置くことで、モチベーションも自然と高まっていきます」と、通教生仲間へのメッセージで締めくくりました。

 

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