輝く卒業生

5月7日

美術学科卒業生の小野寺美帆さん

(2024年に取材した内容です。)

"

 

小野寺 美帆  さん [美術学科2006年卒業]

神奈川県横須賀市在住。大阪芸術大学通信教育部美術学科を卒業後、オーストラリア・シドニーのカーティン工科大学大学院修士課程修了。会社員として働きながらコミックエッセイの出版や英語漫画エッセイ連載を手がけ、銅版画・水彩画作家として活動。双子の女の子の子育てを通じて絵本にも興味を持ち、ヨーロッパを中心に国内外で多数展示を実施する。「2024年イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」で入選。81カ国・地域3520組の応募から入選した78作家の作品が各国の美術館で展示


国際的な絵本原画コンクールで受賞

大阪芸大との出会いが、想像を超える未来につながった

会社員・ワーキングマザーであり銅版画や水彩画のアーティストでもある小野寺さん。2024年、絵本作家の国際的な登竜門であるコンクール「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」に入選。作品は東京・板橋と兵庫・西宮の美術館で展示された後に世界の美術館を巡回し、さらに個展やワークショップも開催されるなど、一気に活躍の場が広がりました。「入選通知が届いた時は大興奮。自分の人生にこんなすごいことが起こるなんて、夢にも思いませんでした」。

小野寺さんは、大阪芸術大学通信教育部の1期生。家族の介護のため大学進学をあきらめ就職したものの、通信教育部の募集を見つけ、ここなら“大学で絵を学ぶ”夢が叶うと美術学科へ入学。絵画やデッサン、銅版画もすべて一から学びました。「現在も教鞭をとられている版画家の安井寿磨子先生が、ほめて伸ばしてくださったのが自信になりました」。その後も様々な人生経験を重ねながら作家活動を継続。卒業から約20年にわたってこつこつと制作や展示に取り組んできた努力が実り、今回の受賞を果たしました。

励まし合ってきた同期の友人と今も絆を育み、2025年には初めての二人展の開催を予定しているそう。また受賞式でイタリアを訪れたことを機に、絵本の翻訳にも挑戦中。「まだ日本で知られていない魅力的な作品を紹介できたら」と目を輝かせます。「通信教育部に出会えたことで、思ってもみなかった未来が待っていました。人生が大変な時、“描きたい、創りたい”という思いは一番先に手放してしまいがちだけれど、心の火種を消さずにいれば、いつか必ず炎が燃え上がる日が来る。情熱を持ち続けることが大切だと思います」。

 

"
"
"