お知らせ

5月12日

令和7年度卒業証書・学位授与式が行われました


 
2026年3月23日、令和7年度 大阪芸術大学 卒業証書・学位授与式が開催されました。
総合体育館で挙行された全体式典では、芸術学部・大学院・通信教育部の卒業生が一堂に集い、それぞれの総代へ学長より卒業証書および学位記が授与されました。

通信教育部では、全国各地から卒業生が参加。式典後の学科別授与式では、一人ひとりに卒業証書が手渡されました。仕事や生活と両立しながら学んできた方々にとっては、証書の重みもひときわ深く、会場には晴れやかな笑顔があふれていました。
今回は、大きな達成感を胸に新たな一歩を踏み出した3名の卒業生に、入学のきっかけや在学中の思い出、通信教育部生へのメッセージを語っていただきました。

 


左から 隱樹万友子さん(美術学科卒業)、浦部みゆきさん(音楽学科卒業)、伴未来子さん(写真学科卒業)


 

隱樹 万友子さん(美術学科卒業)

 

英文学科を卒業して仕事に就き、イタリアの美術学校への短期留学を経験。日本の大学でしか学べないことを求めて本学に3年次編入学し、働きながら美術科教員免許も取得しました。私が感じる大阪芸大の最大の魅力は、美術にとどまらない総合芸術大学であるという点です。卒業式では雅楽の舞や演奏にふれ、その奥深さに感銘を受けました。
スクーリングでは限られた日数で作品を仕上げる苦労もありましたが、無我をテーマに心に浮かぶままを描いた卒業制作「源」で学長賞をいただき、喜びもひとしおです。作家活動の中で個展を開くと様々な意見に出会いますが、本学での学びを通じ「自分はこの支流にあったのだ」と思える確かな流れを見つけることができました。すべての小川がやがて大河に合流するように、歩み続けた先には自分の中の「青い鳥」が待っています。通信教育は一人で学ぶ大変さはありますが、先生や仲間とともに迎える卒業式まで、皆さんにも一歩ずつ進んでほしいと思います。

 

 


 

浦部 みゆきさん(音楽学科卒業)

 

音楽をもう一度学び直したいと考えていた時に、大阪芸術大学通信教育部のことを知って入学。自分で計画を立て課題に取り組むのは決して楽ではなく、何度も壁にぶつかりましたが、その過程で自ら学ぶ力や自己管理の経験を得ることができ、大きな財産になりました。スクーリングで印象に残っているのは、教職課程の合唱の授業です。全員で声を響かせ合いハーモニーをつくり上げていく瞬間には、音楽の喜びと深い感動がありました。
卒業制作では「惑星(ほし)」をテーマに、頭の中の音を素直にすくい取って形にすることに挑戦。正解のない表現を探究する難しさを感じながらも、自分の感覚を信じ、音と向き合う大切さを学ぶ貴重な機会になりました。在学中を通した成績優秀者に贈られる塚本英世賞をいただいたことは大変光栄で、今後の大きな励みになります。これからも音楽の力を多くの人に届けられるよう、一人で深める学びと他者と関わる学びの両方を大切に、歩んでいきたいと思っています。

 

 


 

伴 未来子さん(写真学科卒業)

 

一般大学を卒業後、一度は大学院進学を考えたものの、やはりずっと好きだったアートの世界へ進もうと決心し、入学を決めました。在学中の一番の思い出は、多彩なバックグラウンドを持つ方々との出会い。プロから初心者まで様々な視点をもつ仲間や先生方と学んだ日々は、かけがえのない宝物です。また、広い暗室での現像や実験ドームでの映像表現、ダイビングで水中撮影、ドローンとVRを用いた最先端の試みなど、通信教育の枠を超えた学びを体験できたのも、本学だからこそだと思います。
卒業制作では、手紙や古い写真が持つ物質感の表現に取り組みました。手紙を開く瞬間の高揚感や肌触りを再現しようと、封筒の中身が透けるライティングや、裏表を同時に写す手法を模索。展示を通じて多くの方と対話できたことも大きな喜びです。学長賞という栄誉を糧に、今後も制作を続けていきたいと考えています。通信教育部は、積極的に手を伸ばせば、その分多くの学びが得られる場所。ぜひ、この豊かな環境を楽しんでください!