輝く卒業生

1月27日

卒業生:佐久間さん、若林さん、金城さん(大学案内2025に掲載)

通信教育部長・写真学科長の織作峰子先生と3名の卒業生が座談会を実施。入学したきっかけから、在学中の苦労話や様々な思い、卒業してからの活躍にいたるまで、熱いトークを繰り広げました。

(2024年に取材した内容です。)

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個々の「学びたい」に応える総合芸術大学の通信教育部

織作 峰子先生(以下 織作)皆さんはどんなきっかけで入学されたのですか。

若林 久未来さん(以下 若林) 私は仕事の悩みで精神的にダメージを受け、まったく未経験のことを学んで気分を一新しようと写真学科に入学しました。ゼロからのスタートでしたが、世界に一枚の作品を創れる古典写真技法に出会ってから、どんどんのめりこんでいきました。

金城 貞美さん(以下 金城) インテリアコーディネート会社を運営し多忙な日々を過ごしていた私は、 子どもの手が離れたのを機に、念願だった建築を学ぼうと決心。入学して意外だったのは、学生の年代や経歴がバラバラで、思ったより若い人が多かったことです。広いキャンパスにアートや音楽があふれ、自然と芸術に囲まれた大阪芸大の環境にも魅力を感じました。

佐久間 隆さん(以下 佐久間) 僕は自動車メーカーでデザイン開発推進を務めています。創り手の考え方やデザインの基本を理解したいと考えたのが入学の理由。社内には大阪芸大出身のデザイナーもおり、同じ大学で学んだことがコミュニケー ションにも役立っています。

 

織作 皆さん、人生の転換期やスキルアップなど入学の目的も様々なんですね。幅広い方々の学 びの意欲や動機に応えられるのは、通信教育部の大きなメリットだと思います。

 

スクーリングで探究する深い学び

織作 在学中に印象的だったことは何ですか。

若林 スタジオや機材など充実した設備や先生方の層の厚さにまず驚きましたね。スクーリングでは色々な写真家の先生の指導を受けられて、本当に贅沢でした。同じ志を持つ仲間ができたことも大きな財産。他の学科の人たちとも仲良くなり、今でも連絡を取り合っています。

佐久間 スクーリングは、時間内に制作してプレゼンするというミッションを実践する場。タイムマネジメントしながら計画通りに作業を進めることができ、その成果を合評で認めてもらえた時は嬉しかったですね。卒業制作では、データを空間に3Dホログラムで表示させる作品を制作。担当教授に「デザインは常にアップデートだ」と言われた言葉が強く印象に残っています。

金城 私はプレゼンで先生から厳しい指摘を受けて、打ちのめされたことも。色々なことを考えさせられる経験だったなと思います。ただ単位をもらうためでなく、自分を成長させるためにどこまで突き詰めるか、ゼロから創造する意味を考え、自分自身と向き合う機会にもなりました。

 

織作 通信教育部といっても、教員もカリキュラムも通学課程とほぼ同じで、学生に求めるレベルも高いのが本学の特徴。単なる趣味や教養にとどまらず、やはり大学ならではの深い学びや探究の場であるべきだと思っています。その鍵はスクーリングに力を入れていること。学生同士や、学生と教員のつながりが生まれるのも、スクーリングがあるからこそですよね。

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仕事×学びの両立から見えるもの

織作 働きながら勉強するのは容易なことではないと思います。両立のコツは何でしょう。

若林 私は在学中ずっと仕事漬けの毎日で、オフの時間はすべて勉強とスクーリングに捧げて頑張りました。 仲間と情報共有したり励まし合ったりできたことにずいぶん支えられましたね。

金城 3年次編入学の私は、絶対に最低限の2年間で卒業しようと決めて、1年目にレポートをほぼ全て提出しました。忙しくても、今できることを少しずつでも進めていけば、一歩ずつゴールに近づけます。初心が揺らぎそうな時は、「建築が好き、もっと学びたい」という原点の気持ちを思い出すことも大切。建築はCADや設計、デザインなど学ぶ範囲が広く、自分の苦手なことも出てきますが、それを逆に楽しむくらいの気持ちで取り組むようにしていました。

佐久間 確かに、仕事と勉強を同時並行で進めるには、時間の使い方が重要ですよね。僕も余裕をもって卒業制作に取り組めるよう、前半にレポートを先行して進め、クラウドで常時立ち上げておいてわずかな隙間時間にもスマホで書いていました。スクーリングの時間確保など苦労は尽きませんでしたが、自分で勉強の進め方を考えて計画を立て、 仕事と勉強の両輪を回していくという体験から得たものは大きかったですね。通信教育部の学びは仕事だけでなく人生の可能性も広がっていくと思います。

 

織作 仕事と学びという2つの世界を行き来する中から、 いろいろな気づきや発見が得られたんですね。忙しいからこそかえって集中できたり、仕事や勉強のフラストレーションをもう一方で解消できたりすることもあるでしょう。 上手にバランスを取って学生生活を楽しんでほしいです。

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卒業してからもさらなる飛躍を

織作 本学での学びを、どのように活用されていますか。今後の目標も聞かせてください。

金城 建築を総合的に学べたことは、インテリアの仕事にも大いに役立っています。教えていただいた建築家の先生と一緒に仕事ができる機会にもつながりました。 今後はリノベーション等に力を入れ、より良い空間づくりをしていきたいです。

佐久間 普通は大学でのインプットを社会でアウトプットするものだと思いますが、僕の場合は逆に、仕事の現場でのインプットを大学でアウトプットする経験を通じて、クリエイターの苦労や考え方の理解が深まりました。デザインの検証計画を先回りして提案したり、創り手の気持ちを読み取りつつ物事を進めたりできるようになり、業務上の成果も大きいですね。ここでの成長を糧に、これからもかっこいいクルマづくりに邁進していきたいと思います。

若林 現在は写真家に専念し、古典技法の普及と伝承を目的にした団体も立ち上げました。古典技法とともに、海外活動の中で再認識した日本文化の魅力も発信していきたいですね。織作先生の推薦をいただき、大阪芸大グループ卒業生を対象にした塚本学院校友会の支援事業に認められたのも励みになりました。

 

織作 卒業後もここでの学びを仕事や人生にいかしていってほしいですし、教員やスタッフもずっと応援しています。皆さん、本日はありがとうございました。

 

 


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